一般的な細胞加工室では
輸送時の冷凍保存でも細胞が死滅
さらに一般的に細胞加工室で作り置きされた冷凍保存の細胞は、他の医療機関に運ぶ際にも冷凍保存されたまま輸送されます。
運ばれた細胞は医療機関で解凍されますが、解凍の時にも多くの細胞が死滅し弱くなります。
当院独自の
治療法
これまでの治療法では、糖尿病の進行を
遅らせることしかできなかったけど、
再生医療には糖尿病を根本的に改善
できる可能性があるんだ! !
当院では、ご自身の脂肪から培養した幹細胞を投与することで、すい臓や血管の再生および修復を目指します。
この方法により、ご自身の「血糖値を下げる能力」を回復し、糖尿病の治療を行います。
投与された脂肪由来の幹細胞は、損傷した組織に集積する能力(ホーミング効果)により、損傷部を再生・修復します。同様の原理で、機能低下したすい臓にも血流を通じて幹細胞が届きます。幹細胞を用いた点滴療法は、国内においてまだ数少ない治療法のひとつであり、当院は厚生労働省へ『糖尿病の再生医療』の提供計画を届出し、受理されました。
幹細胞ですい臓が良くなると
血糖コントロールが改善するよ!
内服療法やインスリン注射は、糖尿病の進行を遅延させる効果があるものの、根本的な治療手法ではありません。
幹細胞治療の再生医療は、すい臓や血管を再生・修復し、インスリン分泌を増加させたり、血管内での糖の吸収を促進することが可能です。さらに、糖尿病に伴う炎症を抑制することで合併症の改善も期待されています。
幹細胞がすい臓や血管を再生・修復すると、
膵臓の機能が回復し、血糖値が
改善するということなんだね!!
薬の内服や注射では難しい治療も、
幹細胞なら効果が期待できるんだ!
※点滴で幹細胞を投与すると、ホーミング効果で他の弱った臓器の再生や修復も期待できるというメリットがあります。
糖尿病の幹細胞治療により、血糖値が大幅に改善した事例が報告されています。個人によって差があるため、確実な治癒をお約束することはできませんが、従来とは違うこの治療法は様々な効果が期待されます。
『糖尿病の再生医療』は、これまで根治が難しいとされてきた糖尿病に対し、根本的な改善が期待できる治療法として注目を浴びています。
すごい!!
様々な症状の改善が期待できる、
今までになかった治療法だね!
当院の特徴①
冷凍せずに投与に合わせてその都度培養するので、幹細胞の高い生存率を誇ります。
投与に合わせて「その都度」培養するのは、実は手間がかかるんだ。でも投与時の生存率が高まるから当院ではこの方法を採用しているんだ!
培養したての細胞は、フレッシュで生き生きしているね!生存率も活動率も高い細胞が毎回投与できるのは、当院独自なんだね。
冷凍保存の期間が長くなると、だんだん細胞が死んでいき、生き残った細胞も質が低下していくんだ。
食品も冷凍すると味や品質が低下するよね!
料理も細胞も「その都度」作った“できたて”を使うのが一番だね!
その通り!当院独自の「その都度」培養と一般的な「作り置き」培養では、全くクオリティが違うことになるね。
さらに一般的に細胞加工室で作り置きされた冷凍保存の細胞は、他の医療機関に運ぶ際にも冷凍保存されたまま輸送されます。
運ばれた細胞は医療機関で解凍されますが、解凍の時にも多くの細胞が死滅し弱くなります。
当院の特徴②
当院では、ご自身の血液で培養するため、不純物や化学薬品などを含まず高い安全性と生存率が実現しています。施設によっては、牛の血液や無血清培地という人工の血液を使用して培養するところもあります。
一般的に、研究用の培養を行う際には牛の血液や無血清培地が使われておりますが、実際に人体へ投与する臨床の場合には、やはりアレルギーや狂牛病等の懸念もあります。
また、自身の血液を使用して幹細胞を培養するには高い培養技術を必要としますが、自身の血液で培養された幹細胞は強い生命力を持ち、損傷した部位をしっかりと修復し高い再生力の期待できる治療を可能としてくれます。
自身の血液を使って培養することはとても難しいんだけど、その方が生き生きした細胞が育つんだよ。
やっぱり自身の細胞と血液を使う方が
相性がいいんだね。
当院の特徴③
当院では、長年研究を重ねて開発された独自の分離シートを使用することで、強い生命力を持った幹細胞を培養することが可能となりました。
ほとんどの医療機関では、従来の脂肪分解酵素を使用した培養方法が主流で、これだと細胞が弱くなり生存率は低くなってしまいます。さらに化学薬品となるため、アレルギーなどが懸念となります。
再生医療といっても、幹細胞の培養の方法
はクリニックによって全然違うんだよ。
同じ食材を使っても、調理人やレシピによって
全く違う味の料理ができるのと同じだね。
独自開発の「分離シート」を使うことで強い生命力を持った幹細胞の培養ができるんだ。これなら従来の脂肪分解酵素という化学薬品を使わなくて済むので、アレルギーの心配がないんだ。
高い技術力を必要とする「分離シート」での
細胞培養は、国内ではほとんど行われていな
いんだね。
当院の細胞加工室では日々、幹細胞の培養方法を
研究していて、さらなる生命力の強い
幹細胞の培養を目指しているんだ!
当院の特徴④
再生医療を知る上で幹細胞の生存率と活動率の理解がとても重要になります。一口に幹細胞の再生医療といっても、医療機関によって細胞の培養の仕方がバラバラで一律ではありません。ということは、幹細胞がどれだけ生き生きしていて効果があるのかということも医療機関によってバラバラということになります。
つまり、医療機関によって幹細胞の生存率と活動率が異なり、生存率と活動率が低くなれば、思うような効果が見込めないということになります。
では生存率と活動率について説明します。生存率とは培養された幹細胞のうち生きている割合をいいます。
活動率とは生きている幹細胞がどれだけ元気であるかの割合をいいます。
いくら生存率が高くても、生きている細胞が元気がなくて弱ければ、幹細胞の効果を十分に発揮することができません。つまり、生存率が高くても活動率の低くなった弱い細胞が多いと、せっかくの幹細胞治療も効果が薄れて幹細胞の定着率も低くなり、治療成績も悪くなってしまいます。
当院の特徴⑤
下腹部周辺を1センチほど切開し、脂肪(米粒2~3粒程度)を採取。採取した脂肪細胞から幹細胞を抽出・培養し、1000万個~1億個に増やしてから体内に投与します。(点滴投与、関節内注射、脊髄腔内注射で投与する細胞の数は変わります)
培養して幹細胞を増やすため、採取する細胞が少なくて済む上、傷も小さく、痛みもほとんどないため、身体への負担は少なくてすみます。
当院の特徴⑥
冷凍せずに投与に合わせてその都度培養するので、幹細胞の高い生存率を誇ります。
1千万個と比べると、
1億個の幹細胞を投与した方が
軟骨がたくさん出来ているんだよ!
投与する幹細胞の数は多いほど
治療成績がいい
写真を見ると、投与した幹細胞が多い方が
軟骨が沢山再生されているのがハッキリわかるね!
関節の中に投与する幹細胞の数は1千万個程度というのが一般的なんだ。でも、当院では患者の症状に応じて、冷凍保存をしていないフレッシュな幹細胞を1億個以上投与できるんだよ。
投与する幹細胞の数が多いほど治療成績が良いというのは、海外の臨床データでも実証されているんだ。
さらに…!
厳格な管理のもと培養された幹細胞が、
実際どうなのかを第三者の目でしっかり
品質の評価がされているんだ!
ダイヤモンドの指輪が本物なのか、またどの程度の品質なのかを証明する鑑定書みたいだね。
当クリニックでは、以下の手順で幹細胞治療を実施しています。
01
医師が患者様の状態を詳しく調査し、幹細胞治療が適しているかを確認します。確認後、具体的な治療プロセスと内容を説明し、同意が得られた場合、採血を行い感染症等の有無を検査します。その後、同意書をご提出いただき、治療を開始します。
02
患者様に下腹部に局所麻酔を行い、米粒3粒程度の脂肪組織を採取いたします。
03
当院は厚生労働省へ届出し、受理された細胞培養センターで、採取した脂肪組織を治療に必要な細胞加工物に専門的に加工します。
04
・静脈点滴投与(約50分)
「再生医療」をご存知ですか?
What will happen?
食事を摂ると、摂取された炭水化物は消化され、腸から吸収されてブドウ糖に変わります。このブドウ糖は血液中に入り、すい臓から分泌されるインスリンによって細胞に取り込まれ、体内でエネルギーとして使用されます。
しかし、すい臓のインスリン分泌が不足していたり、血中の糖が過剰であると、血糖値が上昇し、高い状態になります。この高血糖状態を「糖尿病」と呼びます。
高血糖状態だと血管には大きな負担がかかり、血管をボロボロにしていきます。その結果、様々な疾患を引き起こしてしまうのです。
僕たちインスリンは数が減ると、糖の処理が
追いつかず、血中の糖分をコントロール
できなくなるんだ…
血中の糖が増えすぎると糖尿病になるんだね。
インスリン君たちの役割はとても大切!!
インスリン君は、血中のブドウ糖を細胞に取り込み、エネルギー源として蓄えることによって、血糖値を調節しています。
すい臓が弱ってくるとインスリン君が少なくなり、糖を細胞に取り込めず血液の中のブドウ糖が増えてしまいます。
糖尿病は発症後、完全治癒が難しいと一般的に認識されています。血糖値を管理するためには、食事療法や運動療法が採用されます。生活習慣の改善が非常に重要です。
しかし、血糖値の適切なコントロールが難しい場合、医師は内服薬を処方することがあります。さらに、内服薬が効果的でない場合、インスリン注射が選択されます。
血糖値を下げる為に
運動や食事、薬、注射で調整するんだね。
血糖値が高いと具体的に
どんなことが起こるんだろう?
血糖値が高い状態が続くと、終末糖化産物(AGEs)が血液中で形成されます。AGEsは動脈硬化、神経炎、臓器の損傷などの合併症を引き起こす可能性があります。
初期段階では症状がほとんど現れず、症状が強くなると糖尿病が進行し、中期から末期になっていることもあります。糖尿病の合併症には、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、動脈硬化があり、こちらにも注意が必要です。
血糖値が高くなると、血管が悪くなったり、
いろいろな病気のリスクが上がってしまうんだね。
日本糖尿病学会・日本癌学会
「糖尿病と癌に関する委員会報告」より
糖尿病の怖い合併症としてガンがあります。
実際、糖尿病患者の死因の一位はガンです。 ガンになる総リスクは通常の人よりも20~30%高く、特定のガンのリスクも上昇します。 肝臓ガンが1.97倍、膵臓ガンが1.85倍、大腸ガンが1.40倍と、厚生労働省や糖尿病学会によって報告されています。
糖尿病は一度発症すると完治が難しいと考えられています。さらに、ガンのリスクが高まり、多くの合併症が伴います。 症状が現れると、通常は糖尿病の進行段階がかなり進行していることが多いです。
糖尿病は一般的な治療で
完治できないなんて…
幹細胞治療は、
今までの一般的な治療とは違うから、
根本的な改善の可能性があるんだよ!
自己免疫機序 食生活の乱れ 運動不足 喫煙 ストレス 遺伝要因 など
国内では、糖尿病および予備軍の方が2,000万人以上がおられます。40歳を超えると1割の人が糖尿病になるといわれており、これは高血圧に次いで多い人数です。
健康な人は、食事によって血液中に取り込まれた糖をすい臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるインスリンによって細胞内に取り込まれます。しかし糖尿病患者では、インスリンの分泌が低下するため血糖が上昇したり、腎臓で糖を適切に処理できず、尿中にも糖が排泄されます。
糖尿病には2つの型があるんだね
自己免疫によってすい臓のβ細胞が破壊される疾患です。主な原因は自己免疫機序により、自身の細胞が攻撃されることにあります。このタイプの糖尿病は、自己抗体(抗GAD抗体・IA-2抗体)の検査によって診断されます。また、ウイルス感染が要因とも考えられています。発症は主に10~20歳で、急激な症状が特徴です。一部の患者ではケトアシドーシス、多飲多尿、体重減少などの症状が現れ、病態の進行スピードに基づいて『劇症』、『急性発症』、『緩徐進行』の3つに分類されます。治療にはインスリンの投与が必要です。
急激な症状が現れ、約1週間でインスリンの投与が必要です。治療の遅延は糖尿病性ケトアシドーシスにつながる可能性があるため、迅速な対応が求められます。自己抗体の検査は、陰性であることが多く、初期段階ではHbA1cが正常範囲内であることも多いです。
1型糖尿病の中で最も一般的なタイプです。症状が発現してから数ヶ月でインスリンの投与が必要になり、自己抗体の検査は陽性であることが多い傾向です。
数ヶ月から数年にかけて緩やかに進行し、徐々にインスリン分泌が低下していきます。初期段階では、インスリンの必要性はありません。その後、自己抗体が確認され、1型糖尿病と診断されることもあります。内服薬よりもインスリンの方が、すい臓に対して負担が少ない治療法です。
2型糖尿病は、糖尿病患者の約90%を占め、食事習慣の乱れ、運動不足、喫煙、ストレスなどが原因です。また、遺伝要因も関与していると考えられています。このタイプでは、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞からのインスリン分泌が低下し、臓器のインスリン抵抗性が生じ血糖値上昇を引き起こします。初期段階では内服薬による管理が一般的ですが、病態が進行する場合はインスリン注射も検討されます。
その他にも副腎皮質ホルモンの多用、妊娠、すい炎、すい癌による糖尿病があります。
1型糖尿病 | 2型糖尿病 | |
---|---|---|
10~20歳が多い | 発症年齢 | 40歳以降が多い |
急に症状が進行する | 症状 | ゆっくり症状が進行する |
痩せている人が多い | 体型 | 肥満の人が多いが痩せている人もいる |
自己免疫機序の影響で、すい臓のβ細胞が破壊され分泌がほとんど出なくなる | 原因 | 遺伝的な要素もあるが、食生活や運動習慣の乱れにより、インスリンの分泌が少なくなり高血糖になる |
インスリン注射 | 治療 | 食事療法、運動療法、内服療法、インスリン注射 |
糖尿病の進行例の多くで見られる症状です。血糖値が高くなると血液がドロドロになり、脳では脱水状態と判断されて多飲になります。水分をとりすぎた結果、頻尿にもなります。
体内でブドウ糖が吸収されなく、筋肉や脂肪がエネルギー源として利用されます。その結果、体重が減少し疲労感が増加します。
糖尿病になると傷の治りが悪くなります。その他にも神経障害が起こり、足の痺れが出たりこむら返りが起きます。また爪白癬(つめはくせん)などになりやすく、巻き爪にもなります。
糖尿病性腎症 糖尿病性網膜症 糖尿病性神経障害 動脈硬化 ガン など
高血糖が原因で、腎臓の糸球体が損傷し発症します。
初期段階では症状がほとんど現れませんが、進行すると老廃物の排泄が困難になり、最終的には透析が必要となることがあります。
網膜の毛細血管が障害を受け、徐々に進行し発症します。この合併症は失明となる方が多く、失明になる原因の第2位と言われています。発見するためには、眼底検査を定期的にする必要があります。
手や足の痺れ、痛みの症状がでます。通常、手袋や靴下のような範囲で対称的に現れます。
糖尿病は全身の血管に影響を及ぼし、心筋梗塞や狭心症、脳卒中の原因となることがあります。
足の血管が詰まると壊疽を引き起こし、最悪の場合、脚の切断が必要になることもあります。
ガンの発症リスクが増加します。
第二種・第三種再生医療等
提供計画 届出済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に届出し受理されました。
当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「変形性関節症」「脳卒中」「糖尿病」「肝障害」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)の関節内投与を再生医療安全確保法のもと、自由診療を提供しています。再生医療とは、厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会において、厳しく審査が行われ、治療の妥当性・安全性・医師体制などが適切と認められる事ではじめて厚生労働省に治療計画を提出することができます。