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ヒートショックについて🛀

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ヒートショック

皆様、こんにちは✨
今回は、冬場に怖いヒートショックについてご説明させていただきます。🛀

ヒートショックって何?

暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化により血圧が大きく変動し、発症してしまう健康被害を指します。

ヒートショックが起きやすい状況は?

①入浴時🛀

寒い場所で服を脱ぐと、寒さで血管が収縮し、血圧が急に上昇します。続けて浴槽の温かいお湯に浸かることで、血管が一気に広がり、血圧が急激に低下してしまいます。

②冬場の部屋の移動🚶‍♀️

屋内であっても、部屋によっては温度が低いことがあると思います。例えば暖かいリビングから、寒い廊下やトイレに移動した際、急激な血圧の変化が生じてしまいます。

③サウナの交互浴☀️

サウナ室と水風呂への入浴を繰り返す交互浴には、自律神経の働きを高める作用があると言われています。一方で、温度差が激しい場所を行き来することになるため、血圧が急激に変化する原因となります。

どんな症状が出る?

入浴時のめまい、立ちくらみ、失神 😵

体がお湯に浸かっている間は、お湯による水圧が体にかかっています。その状態から急に立ち上がると、体にかかっていた水圧がなくなり、血管の拡張が起こります。すると心臓から脳に送り出される血液の量が減少し、めまいや立ちくらみ、失神などの症状が起こる可能性があります。

不整脈 ❤️‍🩹

血圧の変動は、脈拍のスピードにも影響します。脈拍が乱れることで、場合によっては息切れや動悸、胸痛といった症状が起こる可能性もあります。

心筋梗塞、脳梗塞⚡️

急な血圧の変動や上昇は、心臓や脳の血管の負担となり、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めるきっかけとなります。

ヒートショックになりやすい人って?

ご高齢の方

高齢になると皮膚感覚が鈍くなり、温度差が自覚しづらく、このことから血圧が変動しやすいと言われています。また、若い方と比較すると血管が硬くなっており、血圧の変動に伴うリスクも大きいです。

高血圧や生活習慣病など持病がある方

動脈硬化が進み血管が脆くなっている可能性があるため、血圧の変化による影響を受けやすいと言われています。心疾患の既往がある人も、要注意です。

熱めのお湯で入浴するのが好きな方

42度🌡️を超える熱いお湯に、体が冷えている状態で入ると、血圧が一気に低下する危険性があります。

水分補給を普段あまりしない方

体が水分不足になってしまうと、血管内の血流量が低下し、血管に負担がかかりやすくなります。

どうしたら対策できる?

浴室や脱衣所、トイレを暖める

10度以上の温度差があると、ヒートショックは発症しやすくなると言われています。
暖房器具で寒い部屋を暖め、暖かい部屋との温度差が大きくなりすぎないようにしましょう☀️

シャワーを活用したお湯張りをする

高い位置に設置したシャワー🚿を使って浴槽にお湯を貯めることで、浴室全体を暖めながら入浴の準備が出来ます。これにより、部屋間の温度変化が小さくなります。

食直後、飲酒後、服薬後の入浴を避ける

血圧が高い人や自律神経の働きが低下している人は、食後に血圧が下がりすぎる「食後低血圧」を起こす可能性があります。飲酒🍶も、一時的に血圧を下げる要因です。精神安定剤や睡眠薬、眠くなる風邪薬の服用後も同様ですので、当てはまるときは入浴を避けましょう。

湯温設定は41度以下にする

42度で10分入浴した場合、体温は38度近くに達してしまいます。意識障害が生じ、浴槽からあがれなくなったり、そのまま溺れてしまう危険性があります。お湯の温度は41度以下にして、湯船に浸かるときは10分までにしましょう♨️

体調が悪い時はサウナや入浴を避ける

ストレスや不規則な生活、疲労の蓄積などは自律神経に影響を及ぼします。自律神経は血圧のコントロールにも関わっており、バランスが崩れると血圧の調整がうまくいかず、ヒートショックのリスクが高まります。

最後に

ヒートショックは、ご自身の意識づけにより予防や対策が可能です。
健康を維持するためにも、普段から気をつけて生活していきましょう🌱


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